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企業型DC(確定拠出年金)制度を導入する企業が、右肩上がりで増えています。
実施事業主(会社)数でみると、2020年5月末で36,431社。
企業型DC(確定拠出年金)の加入者数は748.3万人(2020年4月末)、厚生年金の被保険者数が2018年度末で4,428万人ですので、厚生年金加入者の5.9人に1人が企業型DCの加入者になっている、ということになります。
一方、個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入者も、2017年1月からの「加入対象者拡大」をきっかけに大きく増え、2020年5月末で160万人を超えました。
企業型と個人型を合わせると、900万人以上が加入していることになります。
では、日本全体でみると、どのくらいの割合で導入が進んでいるのか?という観点でみると、見える風景が変わってきます。
企業型DC(確定拠出年金)の導入要件のひとつに、「厚生年金適用事業所であること」があります。厚生年金に加入している企業でないと、その上乗せ分である「企業型DC」は導入できません。
厚生労働省:平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況によると、厚生年金適用事業所数は233万7千カ所あります。
企業型DC導入企業数:36,431社(2020年5月末)
厚生年金保険適用事業所数:2,337,000か所(2019年3月末)
36,431社 ÷ 2,337,000か所 ≒ 0.01559
加入率は、全体の1.6%にも満たない、ということになります。
加入者数でみると「5.9人に1人が加入」しているのに、企業数全体でみると「加入率は1.6%未満」、これはどうことかというと、大企業には普及しているものの、従業員数の少ない「中小・零細企業」には、ほとんどというか、全く普及が進んでいない、ということです。
こういう現状を鑑み、以下の「設立の目的」を実行するために、2016年に「一般社団法人確定拠出年金教育支援協会」を設立しました。
何なりとご相談ください。
【設立の目的】
確定拠出年金の制度の普及と投資教育の支援を行い、その役割の担う人材を養成・認証することで、一人でも多くの国民の中長期的な資産形成を支援し、社会全体の利益の増進に寄与することを目的とする。